夏場のエアコンの使い方
エアコンが大活躍する季節になりました
みなさん、エアコンの設定温度は何度ですか?
会社やデパートでは「28℃」設定のところが多いですね。
なぜ「28℃」なのでしょう?
下記にその理由を見てみましょう
「28℃」とは・・・
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」と「労働安全衛生法の事務所衛生基準規則」で定められた範囲の室温が17℃~28℃。
その上限となる「28℃」は、法律で定められた労働環境を保ちつつ、最大限省エネにつながる温度なのです
でも湿気の多い日本の夏に「28℃」は暑いっ➡そこで使いたい優秀な除湿機能
湿度が高いと、どんなにエアコンの温度を下げても快適さには程遠い環境です
湿度が15%下がると、体感温度は1℃下がると言われています。
「でも、除湿機能って冷房より電気代が高いのよね」と思った方へ
≪2種類ある除湿≫
温度を変えずに湿度だけ下げる「再熱除湿」
温度と湿度を同時に下げる「弱冷房除湿」
の「弱冷房除湿」は、部屋が涼しくなりながらも通常の冷房の運転よりも12~18%電気代が安くなるのです。
一方、の「再熱除湿」は電気代は高いのですが、除湿効果が高く、エアコンの設定温度を上げても快適に過ごすことができます
この除湿効果なら、設定温度を2℃上げても実質の体感温度は変わりません
つまり、結果はプラマイゼロ
「28℃」の魅力
なんといっても節電
エアコンは1℃温度設定を上げると13%も消費電力が少なくなります
使う時間の長いエアコン、13%は大きい節約ですね
※余談ですが、エアコンを購入する際に見る「期間消費電力」という表示、この電力を算出する際の設定温度は27℃になっています。
あくまで目安にはなりますが、「28℃」で使用することを考えるとこれに表示されている消費電力量よりも少なくなりますね
適温とも言える「28℃」
エアコンの冷房は外気との差が5~6℃で使うのが身体に良いとされています。
近年、関東の8月の平均最高気温は33℃前後。
そこから5~6℃低い「28℃」はまさに適温
じめじめした夏、最近人気再発の扇風機、エアコンの除湿機能を上手に使ってお財布に優しく、クーラー病に負けず、快適に過ごしましょう