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日本の伝統工芸品ってどんなものなの?

伝統工芸品:加茂箪笥

こんにちは
伝統工芸品ってご存知ですか?
何となく想像がつきますよね。
日本に古くから伝わる物?
はい
日本には素敵な工芸品がたくさんあります
今日は伝統工芸品について少しお話しします


まず、伝統工芸品とは・・・
昭和49年に公布された法律、伝産法に基づき、経済産業大臣が指定した工芸品の事です。

【指定の条件】
★日常生活の用に供されるもの
★製造過程の主要部分が手工業的である
★伝統的な技術または技法により製造されるもの
★伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられて製造されるもの
★一定の地域において少ない数の者が製造を行い又はその製造に従事しているものであること。
★日本人の生活に密着し、日常生活で使用されるもの
※伝統的というのは具体的には100年以上の歴史を有していること

伝統工芸品って、実はしっかりと法律で定められていたんですね
しかも、こんなに細かい定義があったとは驚きです

このように指定された事で得られる効果があります。
認定された計画に基づき事業の実施にあたり国の補助を受ける事ができる
国指定の証明、伝統マークが貼付できる
伝統工芸品の熟練の職人は「伝統工芸士」の称号を使用できる
※伝統工芸士・・電産協会実施の試験への合格が必要
参照:http://www.meti.go.jp/press/2014/10/20141014005/20141014005-1.pdf

伝統工芸品、きちんとした定義に基づいたれっきとしたブランド品です。
平成30年2月現在、全国で230もの品目が伝統工芸品として認定されています。

人気の高い工芸品をいくつか挙げてみます
●南部鉄器
●波佐見焼
●益子焼
●江戸切子
●熊野筆
●輪島塗
●加賀友禅
●西陣織
●甲州印伝
これらは海外でも人気の品々
お土産としても喜ばれているそうです

また、日本の家具と言えば箪笥。
伝統工芸品の箪笥も人気です
●加茂桐箪笥
●紀州箪笥
●春日部桐箪笥
●大阪泉州桐箪笥
●名古屋桐箪笥

桐を家具用材として使うのは日本だけと言われているそうです
桐の箪笥が普及し始めたのは江戸時代初期。
軽くて持ち運びやすく、家事にあっても燃えにくい性質から発展をとげました

~桐の箪笥の特性~
軽くて美しい
虫が付きにくく、腐りにくい
常に呼吸をしている為、湿度を一定に保ってくれる
汚れても削れば元の木肌がよみがえり、再生が可能
親子3代に伝えられる箪笥は桐ならでは、の特性です。

美しさ、機能性を併せ持った桐の箪笥。
伝統工芸品に値する価値が揃っているんですね
また、桐を扱う業者は桐専門の業者が多く、ひとつひとつ手作りされます

丹精込めた熟練の技がひかる伝統工芸品の桐箪笥。
和室でも洋室でも、置いてあるだけで高貴な雰囲気を醸し出してくれます

伝統工芸品は年々注目度が上がってきているようです

伝統マークのついた工芸品を見た際には、何県のどんな伝統工芸品なのか是非チェックしてみてくださいね
厳しい条件をクリアした伝統工芸品の美しさ、素晴らしさを発見してください